私の祖父は専業農家でした。
昔は鶏舎で鶏をたくさん飼っていたり、牛を飼っていましたが、私の父が家を建てた際に辞めて、米と麦と野菜に専念するようになりました。
祖父の家は昔ながらの日本家屋で、当時は五右衛門風呂でした。湯船の上に丸板を置き、それを踏んで沈めて湯船につかります。幼い私は中々入ることが出来ませんでした。
週末などよく泊まりに行っていたのですが、真夜中の暗さ、周囲のあまりの静けさに泣いた事もあります。
そんな時は祖父におもちゃを買って貰っては泣き止んでいた。そんな思い出が今も残っています。
祖父は大変なお酒好きで、真昼間から飲んで顔を真っ赤にしていました。
本当はいけない事ですが、近所だからと酔ったまま車に乗っては溝にタイヤを落ち込ませ、その度に近所の人に助けられたり私たちが後始末をしていました。
私が幼い時に、友人と遊んでいると酔っ払って絡んでくる。そんな祖父が当時は嫌いでした。
祖父が嫌いというか、酔っ払いが嫌いだったのでしょうね。
私はお酒自体弱いこともあって、ほとんど飲めません。飲んでも楽しいと思った事がありませんので、余計に飲みません。
同じ敷地内に住みながらもほとんど会話をする事もなく、私が社会人になると更に会う機会も少なくなりました。